PR

【日帰り】西九州新幹線開業で話題の嬉野温泉日帰りプランを紹介!

旅行

佐賀県の西部にある嬉野温泉。
九州以外にお住まいの方は聞きなれない温泉地かもしれません。

しかし、今嬉野温泉が注目されています。
その理由は新幹線の開業です。
先日、西九州新幹線の開業日が2022年9月23日(金・祝)に決定との発表がありました。
そして西九州新幹線の駅に、嬉野温泉駅ができます。

現在、嬉野温泉へのアクセスはバスか車でしか行けません。
しかし新幹線が開業すると博多や長崎からのアクセスがとても良くなります。

そこでこの記事では新幹線開業前の今しか味わえない
落ち着いた状態の嬉野温泉を日帰りで堪能できるプランを紹介します。

9:30 出発は博多駅から

旅の出発は博多駅からです。
博多駅9時31分発の特急みどり5号で出発です。
ちなみに大阪からは6時25分発の新幹線で、
東京からは朝一の飛行機に乗ると間に合う時間に設定しました。

西九州新幹線は武雄温泉〜長崎駅間が先行開業しますので、
このルートは新幹線開業後も残ります。

1時間15分で武雄温泉駅に到着。
ここでバスに乗り換えます。

10:43 武雄温泉駅でJR九州バスに乗り換え

10時43分武雄温泉駅に到着し、乗り換えのために南口へ向かいます。
バスは特急に合わせて運行されていますので、
乗り換え時間は15分とスムーズな乗り換えができます。
真っ赤な色のバスが目印です。

新幹線が開業するとバスの乗り換えが不要になり、
武雄温泉駅で特急から同じホームで新幹線に乗り換えができるようになり、
さらに便利になります。
正式なダイヤはまだ発表されていませんが10分もかからずに嬉野温泉に移動できると思われます。

10時58分嬉野温泉行きに乗車します。
ひたすら国道を走り、11時31分嬉野温泉バス停に到着です。

11:30 嬉野温泉に到着!まずは美肌の神様にご挨拶

博多出発から1時間半。
いよいよ嬉野温泉に到着です。
降り立つとまず年季の入ったバスターミナルがお出迎えです。

日帰りでは必要ないかもしれませんがコインロッカーもあります。(1日200円)

早速温泉!といきたいところですが、まずは美肌の神様にご挨拶にいきましょう。
バスターミナルから温泉街の中心地に向かう途中に、
美肌の神様が鎮座している「豊玉姫神社」があります。

どこか懐かしさを感じる参道
社殿

神社の名前にもなっている豊玉姫様は竜宮城の乙姫様としても有名です。
また、豊玉姫神社のお遣えはなまずで、白なまずも祀られています。

「美肌の神様」豊玉姫神社 縁起

豊玉姫神社の歴史は古く、天正年間(1573〜92年)兵火のために焼失してしまいましたが、元和年間(1615〜24年)には社殿を再建し、藩主鍋島直澄の祈願所となりました。以来、歴代藩主をはじめ、地元住民の尊崇を集めています。
豊玉姫様は海神の娘で、竜宮城の乙姫様としても有名であり、古来より水の神、海の神として、広く崇敬を集めております。
豊玉姫神社のお遣いは「なまず」です。嬉野川を支配し、郷の守りについていて、国に大難あるときには六尺の大なまずが現れて、神託を告げると語り伝えられています。この「なまず様」は古来より、「肌の病」にご利益があるといわれています。豊玉姫様は乙姫様であり、その肌は美しく、嬉野の温泉の効能と相まって「美肌の神様」として、広く親しまれています。

豊玉姫神社内看板より

白磁でできた「なまず様」。
嬉野地区では、古来より「なまず様」を粗末に扱ったり
危害を加えると祟りがあるので、食用にすることさえ禁じているそうです。

なまず様。境内でひときわ輝いていました。
境内にはなまず様がたくさんいました。

12:00 いよいよ温泉へ

豊玉姫神社で、美肌を祈願したらいよいよ温泉に入りましょう。
まずは嬉野温泉のシンボル的存在である「シーボルトの湯」にいきましょう。

この外観から中に温泉があるのは想像し難いかもしれません。
吹き抜けの気持ちいい館内

ここは元々、大正13年に建てられた「古湯温泉」という名前の共同浴場がありましたが、
老朽化のために取り壊されて2010年にシーボルトの湯として再建された経緯があります。
建物はかつてあった古湯温泉とほぼ同じ外観のゴシック風木造2階建てで、
観光客だけでなく、地元の方々も利用する温泉です。

入浴料は大人420円と銭湯価格。
貸しタオルはありませんので、用意するか1枚200円でオリジナルタオルが販売されています。
このほかに60分2100円の貸切湯もありました。
日本三大美肌の湯の名前は伊達ではなく、風呂上がりには肌がすべすべになっていました。

ちなみに日本三大美肌の湯は、
・喜連川温泉(栃木県)
・斐乃上温泉(島根県)
・嬉野温泉(佐賀県)
だそうです。

2階の大広間ではゆっくり休憩できます。
佐賀のご当地アイスで有名なブラックモンブランも売っています。なお牛乳の自販機もありました。

12:30 昼食は名物のアレを

温泉に入ってさっぱりしたところで、時刻はお昼時。
お昼ご飯は嬉野温泉名物のどうふをいただきましょう。

やってきたのは「宗庵 よこ長」さん。
ここは嬉野温泉の湯どうふ発祥の店。
ここの湯どうふは嬉野温泉のお湯を使って調理されているのが特徴です。

先ほど全身を包まれてきたお湯でしたが、体の中も温泉でみたします。
店内には湯どうふの紹介看板もありました。

名物 湯どうふ

古来、嬉野温泉のお湯(弱アルカリ性)は、胃腸にいいとされていますが、名物湯どうふは、このお湯を使って調理したものです。
当店の初代が、実家の豆腐屋「小野原唐風園」でお湯と木綿豆腐との不思議な関係(お湯で炊くと軟らかくなり、とろける)に着目し、それを料理に取り入れ、活用したところに始まります。
お湯は、豆腐のうま味を引き出すと共にとろける様に軟らかくなるので、口当たりが一層、滑らかになります。
当店では、このとろけて白濁した湯汁に長年の工夫による味つけをしています。食べ方は、まず薬味(カツ節他)を鍋の中に入れ、湯汁ごとお召し上がりください。(酢醤油は、湯どうふの中の具をつける為のものです。)

よこ長店内看板より

今回は寄せ湯どうふ、肉ちり湯どうふを中心におからコロッケ、かしわ唐揚げを
地酒の「虎之児」と一緒にいただき、締めにごぼう天うどんをいただきました。

温泉で炊き上げた湯どうふは初めて食べましたが、湯どうふの概念が覆されました。
味の薄い淡白なイメージがありましたが、豆腐のうま味と湯汁の絶妙な味付けがマッチして
とても奥深い味わいでした。お酒によく合う湯どうふでした。
※飲酒後の入浴は危険ですのでご遠慮ください。

肉ちり湯どうふと地酒「虎之児」
手前からかしわ唐揚げとおからコロッケ
締めのごぼう天うどん

14:00 温泉街を散策

お腹も心も満たされたところで続いては温泉街を散策してみましょう。
よこ長さんを出てすぐ隣に湯宿広場があります。
ここは無料の足湯とあし蒸し湯があります。

あし蒸し湯。フタを開けてM字になっているカバーを足に被せて入浴します。

足湯はよく見かけますが、あし蒸し湯がある温泉街はそこまで多くないと思います。
膝の上まで蒸されるので、ズボンをしっかり捲らないと汗で大変なことになってしまうので注意が必要です。
なおタオルは事前に準備しておくことをオススメします。

湯宿広場から5分とかからずに続いてシーボルトのあし湯でハシゴ足湯。
こちらの足湯の近くにはお土産店や軽食屋もあるので散策で小腹が空いたら食べ歩きもできます。
今回は嬉野茶を使ったほうじ茶シェイクをいただきました。

シーボルトのあし湯。上屋がシーボルトの湯を模して作られていました。
ほうじ茶シェイク。(画面右端)

嬉野温泉の温泉街は一ヶ所に名所がまとまっているのでとても散策に適しています。
散策の際に是非いってほしいのがシーボルトの湯〜嬉野温泉公園〜新潟広場のルート。
塩田川越しにみるシーボルトの湯は嬉野温泉を代表する景色だと思います。

嬉野温泉公園付近からの眺め。川沿いの木々は桜で、春には桜が綺麗です。
新潟広場にはアニメのゾンビランドサガコラボマンホールがありました。
カメラスタンドも設置してあるので記念撮影にもぴったりです。

15:00 うれし庵で人気スイーツを

散策に疲れてきたら「うれし庵」さんで一休みしましょう。
こちらではテレビや雑誌で紹介された「もちもっち」をはじめとした嬉野の特産品をふんだんに使ったスイーツをいただけます。

お店は先ほど紹介した新潟広場からすぐです。

うれし庵。行った日は定休日でした。
抹茶パフェ 引用:うれし庵公式サイト

16:00 旅の最後にもう一風呂

せっかく嬉野温泉に来たのですから、最後にもう一風呂入って帰りましょう。
やってきたのは「茶心の宿 和楽園」さん。
こちらでは日帰り入浴が楽しめます。

こちらには嬉野茶を使用した温泉があります。
露天風呂にはなんと嬉野茶のお茶パックが大量に置いてありました。

内湯は普通の温泉です。
露天風呂が嬉野茶風呂になっています。
急須からはお茶が出ていて、フタを開けたら大量の茶葉が入っていました。
お茶パックが置いてあるので、マッサージ等に使用してさらに嬉野茶を感じることができます。
アナログですが、混雑状況がわかります。

お風呂上がりにはよく冷たい緑茶のサービスがあるので火照った体を冷ましましょう。
ちなみに旅館の売店や自販機でビールも販売しているのでビールで体を冷ますのもいいでしょう。
車で来ていないからできる特権ですね。
体の中も外もお茶と温泉の香りに包まれたところで今回の日帰り旅行は終了です。

オリジナル緑茶も無料でいただけます。
フロント付近には肥前吉田焼のご当地マグネットor箸置きがありました。

17:25 帰りも嬉野温泉バス停から

名残惜しいですが、帰りの時間です。
朝降り立った嬉野温泉バス停から帰路に着きます。
17時25分発JR九州バス、たけお競輪場行きに乗車します。

武雄温泉駅南口に17時58分に到着します。

18:29 武雄温泉駅で乗り換え

ここでは30分ほどの乗り換え時間があります。
流石に温泉に入る時間はありませんが、特急の車内で食べるものを購入する時間はあります。

18時29分特急みどり26号で博多に向かいます。
約1時間の乗車で博多に到着します。

19時34分博多駅に到着します。
ちなみにこの時間からでも大阪までは新幹線で、東京までは飛行機に乗ると帰ることができます。

まとめ

今回は日帰りで嬉野温泉に観光するプランを紹介しました。
博多から日帰りで行ければいいかなと思っていましたが、東京や大阪からも日帰りで行けることが判明しました。

日帰りでも十分楽しめますが、もうちょっとゆっくりしたい方は一泊するのもいいと思います。
夜のシーボルトの湯周辺のライトアップは綺麗でしたし、朝の静かな温泉街の雰囲気を楽しめます。
実際私は嬉野温泉で一泊しました。

西九州新幹線開業で長崎と嬉野温泉の距離がグッと縮まり、色んな行程を組みやすくなります。
新幹線開業で嬉野温泉はさらに盛り上がってくるのは間違いありません。
開業前の落ち着いた嬉野温泉に出かけてみてはいかがでしょうか?

この記事は2022年3月6日時点のダイヤを参考に行程を組みました。

タイトルとURLをコピーしました