コロナ禍での旅行で今までの常識が通用しない昨今。移動中に会話ができなかったり、周りの目が気になり旅行を楽しにみにくくなったと思います。
旅行で目的地までの移動時間は、気分を高める時間です。その時間に会話ができないのはいきなりテンションを落とされてしまいます。
移動中に人目を気にせず会話ができて、かつリーズナブルな金額で問題を解決してくれるのが、
トヨタレンタカーの片道GOです。今回は片道GOの内容と使い方のコツを紹介します。
片道GOとは
片道GOはレンタカーの乗り捨て料金が不要かつ、格安な料金で利用できるトヨタレンタカーが発売している料金プランの一つです。
このプランの生まれた経緯は、外国人旅行者のレンタカー利用増加がきっかけです。外国人の利用は日本人とは異なり、空港店舗で車を借りた後、遠くの観光地で乗り捨てる旅行者が多くいます。乗り捨てされたレンタカーを所属店舗に戻す”回送”は通常、回送業者に依頼して行っています。しかし、回送の人繰りがつかないと、長期間車を貸出しできずに売上の機会を失ってしまいます。それを回送業者を使わずにお客に運んでもらえば、業者への委託金もかからないしどころか売上にも繋がるんじゃないか、という発想から生まれたサービスです。そのため、利用できる日付・車種・区間は乗り捨てでの利用予約が入らないと、片道GO対象プランの商品は出てこない仕組みになっています。
このプランは最初、東京ー大阪間のみでトライアルとして登場しました。しかし、現在では利用区間も拡大されて正式なプランとして展開されています。
料金
利用時間 | 24時間 | 48時間 |
料金(税込) | 2,200円 | 4,400円 |
普通にレンタカーを借りるよりも安い料金設定で、ぶっちゃけ価格崩壊しています。
この料金は通常料金で、これに加えて通常の補償プランに加入することもできます。
参考:各社レンタカー会社の料金比較(通常料金・乗用車)
24時間 | 48時間 | 乗捨手数料 (東京〜大阪) | |
片道GO | 2,200円 | 4,400円 | 0円 |
トヨタレンタカー | 7,150円 | 13,200円 | 35,750円 |
ニッポンレンタカー | 7,150円 | 13,200円 | 44,800円 |
オリックスレンタカー | 7,150円 | 13,200円 | 44,000円 |
タイムズカーレンタル | 7,700円 | 14,300円 | 44,000円 |
日産レンタカー | 7,700円 | 14,300円 | 60,500円 |
参考までに主要レンタカー各社で東京〜大阪を通常料金で乗捨てした場合の料金を比較してみました。結果的に通常の利用料金だけでも片道GOの圧勝で、乗捨手数料を含めると片道GOの価格崩壊っぷりがよくわかると思います。
実際は、会員割引やその他割引を行っているので、この料金よりも安くなる場合が多いと思いますが、乗捨手数料の割引を行っているレンタカー会社はほぼありませんでした。
利用区間
利用区間は区間ごとに限定されています。以下の区間の片道利用ができます。
北海道エリア
・函館ー札幌
・函館ー千歳
東北エリア
・仙台ー岩手
・仙台ー山形
・岩手ー山形
関東・中部・近畿エリア
・東京ー大阪
・東京ー京都
・東京ー名古屋
・東京ー静岡
九州エリア
・福岡ー鹿児島
・福岡ー宮崎
・大分ー長崎
予約方法
片道GOの予約方法は、店舗に直接電話のみです。このご時世にネット予約できないのかと思いますが、プランの特殊性を考えると予約システムに組み込むコストと見合わないのだと思います。
片道GOのサイトに行くと予約可能な区間ごとに店舗の電話番号があるので、そこに電話して予約します。
利用のコツ
今回2回利用してみましたが、このプランの空車は1〜2日前にならないと空車が出てきませんでした。また、何度もサイトを確認して空車が出るのを待ちましたし、出てもすぐに予約されてします時もありました。体感的に、昼の12時前後になると新情報がポツポツと出てきました。ですので、前々から準備してこのプランを元に旅行計画を組むのは難しいと思います。
このプランを使うのは急遽休みが取れた時などの直前で旅行計画をする場合での利用がメインになってくると思います。
ちなみに、今回はコロナ禍での利用なので、本来想定されていた外国人旅行者が増えてくると空車状況は変わってくると思います。
利用した感想
私は、熱海駅前店(静岡)ー浜松町店(東京)と浜松駅前店(静岡)ー浜松町店(東京)の2回利用しました。
利用してのメリットとデメリットは、
ちなみに、このプランを最大限に活用すれば、東京ー大阪が1人3,000円弱で移動できます。(5人で利用した場合)
ノアやアルファードなどの8人乗りの車も出ていることもあります。車種によって料金は変わらないので、最大人数で利用すれば1人あたりの料金をさらに安くすることもできます。
多少使いにくさはあるものの、条件が揃えば最強の移動手段になりますので、旅行計画を立てるときは候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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